前衛 2009年5月号
激動と転機の歴史的時期
――総選挙での前進は国民的責任
市田忠義
国際金融恐慌と現代資本主義の課題
高田太久吉
軍事・外交、経済の大本から「日米同盟」を問う
――いまこそ“アメリカいいなり”からの脱却を
小泉親司
オバマ米政権はどこへ向かうか
――政権発足後50日、内政・外交政策を見る
山崎伸治
介護の危機打開へ、これまでの立場の違いこえた共同を
榛田敦行
なぜ政府は応益負担にしがみつくのか
――障害者自立支援法3年見直しの動向と課題
峰島 厚
裁判員制度・刑事裁判の“変容”の解明
――今、なにが求められているか
坂本 修
特集 教育に何が求められているのか
学力・学力観の貧困化と排他的競争主義の氾濫 宮永与四郎
子どもたちの声を聴き、教師像を考える 田中孝彦 養護学校教育義務制30年と障害児教育の課題 茂木俊彦 ILO・ユネスコ調査団は、日本の「教員の地位」をどう見たか 新堰義昭 教育をささえる諸制度に、まともなルールの確立を(上) 藤森 毅 |
今すぐ「慰安婦」問題の解決を
――加害責任と女性の人権を直視して
吉川春子
川辺川ダムによらない治水の実施を
――ダム推進に固執する国交省と河川行政の問題点
板井 優
論点
国の補償責任を厳しく問う東京大空襲訴訟 鎌田正紹
都議、都教委の性教育不当介入を断罪 小林 和 |
●暮らしの焦点●
内需拡大に役立つ小規模公共事業への転換を
永野保司
●メディア時評
[新聞]ソマリア沖派兵を歓迎する全国紙
金光 奎
[テレビ]「もうろう会見」とメディアの課題
沢木啓三
●文化の話題
[演劇]ナチス虐殺批判「ハンナのかばん」
菅井幸雄
[音楽]日本のオペラ 試行と期待
佐々木 光
[映画]イーストウッドの権力悪への怒り
山田和夫
●スポーツ最前線
企業スポーツ撤退を問う
――選手・コーチを救済する対策を
鳥井健次
●読書
志位和夫著『人間らしい労働を―たたかいで道を開こう』
生熊茂実
●本棚
『略奪的金融の暴走』ほか
●グラビア
セミパラチンスク核実験場閉鎖20年
森住 卓