前衛2025年9月号
力の政治との対決、独左翼党の復活――ベルリン国際会議に参加して
緒方靖夫
財界本位の自民党政治を衝く――結党から企業献金への執着まで
(上)財界の資金と援助によって誕生した自民党
小松公生
「不登校についての提言」――日本共産党の探究
藤森 毅
物価高騰、追い打ちをかけるトランプ関税
――日本経済再生妨げる産業空洞化、低賃金構造、財政赤字、累積債務、国民負担の増大
工藤昌宏
トランプ大統領のイラン核施設攻撃の何が問題なのか
――国連憲章と国際法から考える
大久保賢一
イスラエルのガザ虐殺とイラン空爆
米沢博史
廃墟に捧げる人間性の花束――ジョージ・フロイド殺害事件から5年
薄井雅子
座談会
フジテレビ第三者委員会報告書・検証番組をどうみたか
岩崎貞明/谷岡理香/松元ちえ
統一協会解散命令をめぐって何が課題になっているか
阿部克臣
■戦後80年――■
▶占領軍に差し出された女性の声を「闇」から掬い出す
平井和子
▶時代と向きあうとき「人間のドラマ」は生まれる―木下順二と戦争―
佐藤広美
■論点
大川原化工機事件が浮き彫りにした問題
小林亮淳
■暮らしの焦点
急増するリースバック・押し買い被害 ターゲットにされる高齢者
寺下 真
■メディア時評
[新聞]排外主義許さぬメディアの責務
千谷四郎
[テレビ]戦争の非人間性の実像に迫る
沢木啓三
■ジェンダー覚書――The personal is political
25年度版『男女共同参画白書』を読む
米沢玲子
■文化の話題
[美術]「彼女たちのアボリジナル・アート」
武居利史
[映画]「摩文仁 mabuni」
伴 毅
[写真]豆塚猛 写真展 「ピカドンのドンが聞こえなかった人々」が伝えるもの
白鳥悳靖
■スポーツ最前線
デフリンピック 初の日本開催 草の根から仲間でつくる大会に
山崎賢太
■本棚
福井雅英著『「質の高い教師」とは何か』など
■今月のグラビア
聞こえなかったピカドン
豆塚 猛

山崎英子 8月9日に山里町で入市被爆。2003年長崎平和祈念式典で障害者として初めて「平和への誓い」を手話で世界に発信した。