しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年10月14日(火)

ボトムアップの組織・運動を

全労連「レバカレ」閉会

写真

(写真)3日間700人で学び交流したレバカレ参加者たち=13日、東京都中央区

 東京都内で開かれていた全労連の「労働運動交流集会2025(レバカレ)」は13日、全体会「新たな運動のスタート この学びをみんなのものに」で3日間の感想を交流し、閉会しました。黒澤幸一事務局長は、「モノが言えることをみなさんが求めていると感じた。ボトムアップの組織と運動や、対話と学び合いで労働者がつながる労働組合をつくろう」と強調しました。

 多彩なテーマで開かれた分科会の進行役らが登壇。「医療・介護労働者でもできた! 初めての1日ストライキ」を担当した群馬県医労連の古川真由美さんは、20代が執行委員の8割を占める単組で「春闘って何? 漢字を見ても分からない」ところから労働者の権利を学び「『賃金上げて』と言って良いんだ」と知り、みんなで1日ストの実施を決めベースアップを勝ち取った経験を話しました。

 「スシローストライキの表と裏」でスピーカーを務めた回転寿司ユニオンの吉田帆駆斗さんは、スト当日に職場での信頼が厚い労働者が参加している姿を見て「この人となら一緒に闘える」と労働者がその場で労組に加入し仲間の輪が広がった経験を報告しました。

 参加者からは「強いリーダーが決めるのではなく、要求を決めるときも根拠を積み上げて、みんなで練り上げてぶつけるから強い物になる。みんなで決めて、みんなで行動する労組の良さを追求したい」「これまでトップダウンでやってきたがボトムアップで職場の意見を聞いていく」などの決意が出されました。


pageup