2025年10月13日(月)
刑法改正「大きな意義」
東京駅前などフラワーデモ
性暴力のない社会を求めて続けているフラワーデモが11日、全国各地で取り組まれました。東京都千代田区の東京駅前では、小雨と冷たい風の中、ミモザの花束を持った参加者が、性暴力被害者の訴えに耳を傾けました。
初参加という20代後半の女性は、小さい頃から継続して受けてきた母からの性的虐待、男性からの強制性交が性暴力だと気づけていなかったと告白。それが刑法改正によって同意のない性交は犯罪だと定めたことは大きいとして「いまだに不備な点はたくさんあると思うので、これからも前進するよう政治家に求めていきたい」と語りました。
性暴力被害者の相談活動を行う相談員は、痴漢被害を受けた女性の相談を紹介。警察が、「自分はトランスジェンダーの女性だから女性に失礼なことをするわけがない」と言い張る加害者をそのまま帰したことに被害女性は怒っていたと述べました。「性暴力は誰がやろうと性暴力だ。混乱して、本質を見誤ってはいけない」と強調しました。
「右翼の高市早苗氏が自民党総裁になったが、多くの性被害者が声を上げているから運動は後退しようがない」との声もありました。