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2025年10月12日(日)

極右・排外主義と対決

新しい共同へ 奈良で懇談会

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(写真)発言する辰巳氏(正面右から3人目)と主催者の党県委役員=11日、奈良県橿原市

 日本共産党奈良県委員会は11日、自民党とその補完勢力による極右・排外主義の反動ブロック形成の危険があるもとで、それと対決し個人の尊厳・平和・民主主義を守ろうと「差別と分断に反対する新しい共同をつくる懇談会」を橿原市で開きました。

 辰巳孝太郎衆院議員が参加し、人権や平和、国際的友好などを求め活動する県内のさまざまな団体や個人が集いました。

 辰巳氏は公明党の連立離脱は、消費税増税や安保法制の閣議決定など26年間、自民党とともに国民の暮らしを苦しめてきた結果だと強調。共産党は自民党政治を終らせる立場で奮闘する決意を表明しました。

 辰巳氏は外国人に関わるデマを一つ一つ事実に基づいて打ち消し、参政党の神谷宗幣代表の発言を批判。社会を変える希望を語りながら排外主義とたたかう姿勢を強調しました。

 奈良市民連合元共同代表の淺川肇さんは「ヘイトスピーチは犯罪だ」とする法的な整備が排外主義をただすことにつながると発言し、差別や侵略主義をなくそうと訴えました。

 作家の寮美千子さんはチャーリー・チャプリンの映画「独裁者」での演説を引き合いに「自由のためにたたかおう」「寛容な理性ある世界のために」と呼びかけました。

 懇談後、藤田陽人(はると)民青県委員長は「参加者の熱い思いを聞いて自分の中の怒りや思いを再認識し高めることができた」と話しました。


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