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2025年10月12日(日)

核のない世界 共に歩む

被団協平和賞1年 被爆証言や朗読劇

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(写真)朗読劇で被爆者の思いと核兵器廃絶の思いを訴える人たち=11日、東京都内

 被爆・戦後80年、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞授与発表から1年の11日、東京都内で「核兵器も戦争もない世界を求めて~記憶を受け継ぎ未来へ~」が開催されました。被爆証言や朗読劇などが行われ、核兵器のない世界に向けた行動を呼びかけました。主催は日本被団協などが参加する同実行委員会。

 実行委員会を代表してあいさつした日本青年団協議会の杉山和義会長は、同団体が第1回原水爆禁止世界大会から平和運動に参加したと語り、被爆者に学び、核兵器のない世界へ共に歩むことを訴えました。

 日本被団協の濱住治郎事務局長は、1945年の原爆投下、54年のビキニ事件により原水爆禁止の署名運動が広がり、全国で3200万以上集まったことなどを紹介。56年に日本被団協が結成され、その後核兵器禁止・廃絶と被爆者への国家補償を求めて運動を行ってきた歴史を語りました。

 リレートークで、ピースボートの吉岡達也共同代表は、被爆者とともに各国で被爆証言を行ってきたと報告。全国空襲被害者連絡協議会の黒岩哲彦さんは、被爆者とともに戦争被害受忍論の克服へ全力を尽くすと語りました。新日本婦人の会の米山淳子会長は、全国各地で署名や原爆の絵展などを開催してきたと話しました。

 朗読劇では被爆者運動で被爆者が訴えてきた核兵器禁止・廃絶と国家補償問題がいまを生きる人類の問題であることを示し、行動を呼びかけました。


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