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2025年10月11日(土)

新しい国民的共同へ

ジェンダー平等 共に前へ

田村委員長ら新婦人と懇談

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(写真)懇談する新婦人の米山淳子会長(左から2人目)ら役員と田村智子委員長(右から2人目)ら=10日、東京都文京区

 日本共産党の田村智子委員長らは10日、東京都内の新日本婦人の会(新婦人)本部を訪れ、米山淳子会長ら役員と「新しい国民的・民主的共同」の発展に向けて懇談しました。平和やジェンダー平等の実現をめぐって率直な意見交流を行いました。

 田村氏は、「自民党は総裁選が終わっても国会を開けない状況だ。私たちは参院選後、反動ブロックの危険に対決する新しい共同をと呼びかけ、国民の要求で新しい政治へと動かそうと努力してきた。そのことが各党にも影響を与えている。自民党政治を終わらせることが、いよいよ求められる。新婦人のみなさんの要求にこたえるとりくみを聞かせてほしい」と語りました。

 米山会長は、「新しい国民的・民主的共同」の提起を歓迎するとともに、11月に開く新婦人全国大会の議案を紹介しました。戦争と平和、貧困と格差、気候危機などをめぐり「歴史の岐路」に立っていると明記したことにふれ、共同のとりくみとして「排外主義、デマやヘイトを許さず、憲法が保障する権利を守り、幅広い共同を広げる」「立憲主義に基づく市民と野党の共同をすすめる」を掲げたと語りました。

 新婦人の役員からは、28年ぶりに国会で審議が始まった選択的夫婦別姓制度の導入をめざすとりくみで国会前行動などの共同が広がったことや、一部政党による女性蔑視発言に抗議する緊急アクションが全国に広がったと語られました。

 田村氏は、ジェンダー平等と平和の運動は一体という話も受けて、「安保法制=戦争法に反対して立憲主義を守る、大軍拡に反対するという共同が大切だ」と強調。また、「ジェンダー平等の課題は極右・排外主義の勢力の弱点だ。草の根ではジェンダー平等が広がっており、対抗する力になるのでは」と述べ、懇談で深め合いました。

 懇談には日本共産党から倉林明子副委員長、紙智子農林・漁民局長、岩崎明日香国民運動委員会副責任者、新婦人から由比ケ浜直子事務局長、平野恵美子、西川香子両副会長が同席しました。


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