2025年7月6日(日)
あなたの1票で希望ある政治の扉開こう
札幌 志位議長が演説
![]() (写真)声援に応える(左から)紙、はたやま、志位、宮内の各氏=5日、札幌市中央区 |
日本共産党の志位和夫議長は5日、札幌市内で街頭演説を行いました。報道各社の情勢調査が発表されたことに触れ、「選挙の結果を決めるのはメディアの調査ではありません。有権者のみなさんの1票です。あと2週間で、どれだけ支持の輪を広げられるかで勝負は決まります。最後の最後まで広げていただき、みんなが希望を持って暮らせる新しい政治の扉を開きましょう」と呼び掛けました。厳しい日差しの中、大通公園前に聴衆の輪が広がり、演説の合間でたびたび「そうだ」と声援、拍手が湧き起こりました。
「参院でも自公を少数に追い込もう」―力強く訴えを響かせた志位氏は「その最大の力は日本共産党の躍進です」と強調。「比例は日本共産党」の声を広げに広げ、はたやま和也候補をはじめ5人の比例代表候補の全員勝利を必ずと呼び掛けるとともに、宮内しおり北海道選挙区候補について「民青同盟の北海道委員長として、多くの青年とともに政治を変える運動の先頭に立ってきた若きリーダーです。改選数3の北海道選挙区で自民党が2議席は多過ぎです。比例躍進の大波をつくり、宮内さんの勝利で北海道から自民党を少数に追い込みましょう」と呼び掛けました。
物価高騰からどうやって暮らしを守るかについて志位氏は、(1)消費税減税(2)物価高騰を上回る賃上げを政治の責任で(3)誰もが安心して国産のコメを食べられる日本を(4)医療と介護の崩壊を食い止め、ケア労働者の賃上げを―の4点を訴えました。
志位氏は道内の医療の状況について、4月に留萌市で医療法人が倒産して60人の職員が解雇となり、留萌管内の精神化病床はゼロになったと告発。介護では道内179市町村のうち、44%の79市町村で訪問介護事業所がゼロか1になっている実態を示しました。医療で緊急に5000億円の国費投入、介護で国費の負担割合を10%増やして1・3兆円を投入し、崩壊を食い止めようと訴えました。
また、志位氏は次のように訴えました。
「外国人を差別・敵視する排外主義に反対します。暮らしが苦しいのは外国人のせいでしょうか。違います。自公政権の責任です。外国人の人権が大切にされる社会でこそ、すべての国民の人権が尊重される社会になります。あらゆる差別に反対する連帯を呼び掛けます」
平和の問題を巡り、米トランプ政権に物言えず、大軍拡を進める石破政権の姿勢を厳しく批判。「自主自立の平和外交で世界とアジアの平和に貢献する新しい日本をつくりましょう」と力を込めました。
はたやま候補は「農産物の価格を保障し、そのために農林水産省予算の増額を」、宮内候補は「自己責任で弱い人にしわ寄せがいく社会を変えたい」と訴え。勇退する紙智子参院議員が必勝を呼び掛けました。