2025年7月6日(日)
国民要求の側に立つ共産党伸ばして新しい政治へ
浜松 田村委員長訴え
![]() (写真)井上さとし比例候補(左)、鈴木ちか選挙区候補(右)とともに訴える田村智子委員長=5日、浜松市中央区 |
参院選での日本共産党の躍進をめざし、田村智子委員長は5日、静岡県浜松市で井上さとし比例候補、鈴木ちか静岡選挙区候補とともに演説し、「衆院で与党を少数に追い込んで、政治が動き始めている中、どの政党が伸びることが国民の声に応えて政治をさらに動かす力になるのか。自民党と取引するような政党ではありません。国民の要求の側に立ち、自民党政治と対決する日本共産党を伸ばして新しい政治の扉を開きましょう」と熱く支持を訴えました。
猛暑のなか、浜松駅前に詰めかけた聴衆は真剣なまなざしで耳を傾け、盛んに声援や激励を送りました。
田村氏は、自民、公明、維新、国民民主が原発再稼働を大合唱する中、老朽化した中部電力浜岡原発の再稼働に反対し廃炉を求め続け、リニア新幹線ではなく暮らしに予算をと求める日本共産党への支持を広げ、井上候補をはじめ比例5議席獲得と鈴木候補の選挙区での勝利をと訴えました。
物価高から暮らしを守るためには消費税減税とともに、給料アップが必要だと述べた田村氏は、大企業の内部留保に時限的に課税して10兆円の財源をつくり、中小企業の賃上げへの直接支援の抜本的強化と一体で、最低賃金をすみやかに時給1500円にし、1700円をめざす日本共産党の政策を紹介。「消費税減税に背を向ける石破茂首相も賃上げをいうが、共産党の提案に勝る具体策は何一つ示していない」と批判し、共産党躍進で給料アップの実現をとよびかけました。
自民、公明、維新が医療費4兆円削減で狙うOTC類似薬の保険外しは“風邪ぐらいでは病院に来るな”というもので、自治体が独自に進めてきた子ども医療費助成制度も崩されると警告。この間の党首討論で、国民に激痛をもたらす医療費削減を断固許さないと明言したのは共産党だけだとし、共産党を伸ばして社会保障予算を拡充する政治を実現しようと訴えました。
田村氏は、国内総生産(GDP)比3・5%、20兆円以上にものぼる軍事費を要求するトランプ米大統領のもと、アメリカいいなり、日米同盟強化に立ち向かい、紛争を戦争にしない対話に取り組んでいる共産党の役割を具体的に紹介し、平和を願う1票を託してほしいと訴えました。
井上氏は「国民の願いを阻む自公政治の壁が衆院で崩れた。今度は参院で自公多数の壁を壊して少数に追い込み、国民の願いが生きる、命輝く政治をつくろう」と訴え。鈴木氏は「暮らし、子育て、介護の願いがかなう政治をつくる」と決意を語りました。