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2025年7月2日(水)

外国人排斥掲げる主張に今までにない異質な危険

小池氏が指摘

 日本共産党の小池晃書記局長は6月30日の記者会見で、参院選に向け外国人の排斥を掲げる主張があることについて問われ、「今までにない異質な危険性をもった排外主義的、極右的な主張だ」と述べました。

 そのうえで、「自民党の経済無策に対する不満が強いが、(排外主義が)その不満の矛先を政府や与党ではなく、外国人に向けている。しかし、賃金が上がらないのは外国人のせいではなく、政府の低賃金政策に原因がある。まったく根拠のない攻撃だ」と強調しました。

 さらに小池氏は「排外主義が何をもたらしたのかを明らかにする必要がある」と指摘。「戦前の教訓からすれば民族差別、排外主義が関東大震災の時の朝鮮人・中国人虐殺のような事態を生み、外国人に対する矛先はやがて国民にも向けられ、社会主義者や共産主義者が弾圧されて侵略戦争、植民地支配に進んでいく大きな力として働いた。民族差別、排外主義にはそういう危険性があり、歴史の教訓だということを大いに訴えていきたい」と述べました。


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