2025年6月25日(水)
核施設攻撃 許されない
米大使館前で原水協
![]() (写真)「米国はイランに対する無法な攻撃をやめろ」とコールする参加者=24日、東京都港区 |
トランプ米政権がイランの核施設を攻撃したことをうけ、原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は24日、東京都港区のアメリカ大使館周辺で緊急の抗議行動に取り組み、参加者は「米国はイランに対する無法な攻撃をやめろ」「国連憲章と国際法を守れ」とシュプレヒコールをあげました。
日本原水協の嶋田侑飛さんは、今回の米国による攻撃は「国連憲章の『紛争の平和的解決』や『武力による威嚇又は武力の行使の禁止』に明らかに反する」と批判。グテレス国連事務総長がイラン核問題を巡る外交交渉の再開を求めているとした上で、「『軍事対軍事』では状況はさらに悪化する。被爆国の運動体として、米国の攻撃に強く抗議する」と訴えました。
日本平和委員会の千坂純事務局長は、核施設への攻撃は重大な放射能汚染を引き起こす恐れがあり、「二重三重に許しがたく、二度と攻撃をさせてはならない」と強調。全日本教職員組合の芹田尚美さんは、教員は子どもたちの間で、もめごとが起きたときに話し合いで解決することを教えているとし、「国家間でも対話による解決を求めたい」と語りました。