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2025年6月24日(火)

共産党は14議席

都議選結果 2、3人区でも勝利

 消費税減税など物価高騰対策を巡り大激戦となった東京都議選(総定数127)は22日投開票され、日本共産党は14人が当選しました。前回2021年に比べ5議席減となりました。

 共産党は、定数2の文京区で現職の福手ゆう子氏が、日野市では現職の清水とし子氏が、それぞれ自民党元職に競り勝ち2期目の当選。北多摩4区(清瀬、東久留米両市)では現職の原のり子氏が3期目の当選を果たしました。

 定数3の北多摩3区(調布、狛江両市)では、元職の田中とも子氏が自民党現職を落として2001年以来24年ぶりに返り咲きました。党議席としては17年以来、8年ぶりの当選です。

 新旧交代の北区(定数3)では、せいの恵子氏が自民党新人に競り勝ち初当選。同じく板橋区(定数5)では竹内愛氏が自民党現職らに競り勝ち初当選しました。

 定数3の豊島区では現職の米倉春奈氏が4期目の当選。北多摩1区(東村山、東大和、武蔵村山各市)では現職の尾崎あや子氏が4期目の当選を果たしました。

 定数4の新宿区では現職の大山とも子都議団長が9期目の当選。定数6の杉並区では現職の原田あきら氏、足立区では現職の斉藤まりこ氏がそれぞれ3期目の当選を果たしました。

 定数7の大田区では現職の藤田りょうこ氏、練馬区では現職の、とや英津子氏がそれぞれ3選。定数8の世田谷区では現職の里吉ゆみ氏が4選しました。

 一方、定数4の品川区では現職の白石たみお政調会長、葛飾区では和泉なおみ幹事長、町田市では池川友一政調会長代理が議席を失いました。新旧交代の江東区でも新人の大つきかおり氏が及びませんでした。定数5の江戸川区では原純子氏、八王子市ではアオヤギ有希子氏が落選しました。

 共産党は1~3人区で、立憲民主党や社民党、生活者ネットなど野党と共同し、文京、豊島、北の各区と日野市、北多摩1区、同3区、同4区で共産党の候補者が「市民と野党の共同」候補として当選。台東、目黒、渋谷、中野の各区、立川、武蔵野、小金井、小平、西東京の各市、北多摩2区(国分寺、国立両市)でも野党共同候補が当選しました。

 立民は17人が当選し、前回から2人増。ネットは現有1議席を維持しました。

 都ファは前回と同数の31人が当選。大量落選した自民党に代わって第1党になりました。

 補完勢力の日本維新の会は6人が立候補しましたが、当選者はゼロで、現有1議席を失いました。

 都議会に議席を持たなかった国民民主党は9人当選。参政党が3人当選した一方、社民党、れいわ新選組、保守党、石丸伸二・前広島県安芸高田市長が立ち上げた地域政党「再生の道」は当選ゼロでした。


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