2025年6月24日(火)
都議選 自公に厳しい審判
田村委員長が会見 日本共産党、審判に貢献
![]() (写真)記者会見する田村智子委員長=23日、国会内 |
日本共産党の田村智子委員長は23日、国会内で記者会見し、東京都議選の結果について、自民党が都政史上最低の議席となり、自公政権に厳しい審判が下ったと指摘し、「都議会自民党の裏金問題を徹底的に追及し、国政でも自公政権に厳しく対決してきた日本共産党が、自民党と自公政権への厳しい審判に貢献したことを確信する」と強調しました。
田村氏は、日本共産党への支持を寄せた都民や、東京と全国の党と後援会の大奮闘に心からの感謝を表明しました。日本共産党が14議席にとどまったのは「大変悔しく残念な結果だ」としつつ、「昨年の総選挙での比例票からみると、全体としても、個別の選挙区でみても、得票数・得票率ともに押し戻している」と指摘。他党の得票数・率では、自民党が大きく後退し、日本維新の会や国民民主党も後退したとして「日本共産党は激戦のもとで全体として善戦健闘した」と述べました。
2~3人区では、日本共産党候補は市民と野党の共闘の候補としてたたかい、現有議席に加え新しい議席を獲得できたとし、「これらの選挙区では、自民党の議席を減らす直接の貢献となった」と強調しました。
消費税減税をはじめ暮らし応援の政策を掲げた党の論戦と都議会野党第1党として積み重ねてきた実績は他党の追随を許さなかったと強調。総選挙に続いて示された自民党政治を変えてほしいという国民の強い要求や物価高騰対策、子育て支援や高齢者福祉の充実など「切実な要求に応える確かな政策とともに自民党政治を大本から変える改革の展望を持つ日本共産党の議席の値打ちを大いに語り、参院選での躍進につなげていく」と決意を語りました。
記者から善戦健闘との評価について問われた田村氏は、「昨年の総選挙からの大きな政治プロセスの中で、政党間の力関係がどうなっているかを捉えることが必要だ」と指摘しました。