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2025年6月24日(火)

きょうの潮流

 開票を見守る事務所に歓声と拍手がこだましました。調布、狛江の両市からなる北多摩3区。ここで、野党が共闘した共産党の田中とも子さんが都議に返り咲きました▼354票差で届かなかった4年前の悔しさをバネにたたかい、自民現職を落としての当選。都民の生活よりも大企業のための大型開発や巨大噴水などのむだ遣いに血税を注ぐ小池都政の与党を破る、大きな勝利でした▼歴史的な大敗―。今回の都議選で自民党は過去最低の議席に落ち込みました。相次ぐ裏金の発覚や小手先の物価高対策に渦巻く不信や怒り。公明党も議席を減らし、自公政権に厳しい審判が下されました▼あらゆる物の値段が上がっているのに支えがない、このままでは希望がみえない…。選挙戦ではこんな声が聞こえました。なかには、これまでの自民農政が招いたコメの高騰をパフォーマンスでごまかそうとする小泉農水相への批判も▼信頼できる政治家を都議会や国会に送りたい。こんどの選挙で田中さんを応援した大学生はそう話します。社会を壊す人ではなく、ともに生きたいと思えるような社会をつくってくれる人に政治を担ってほしい、と▼こんなこともありました。共産党の山添拓参院議員の応援演説を熱心に聞いていた若者に先の大学生が声をかけたところ、政治にかかわる場がほしかったと民青に入りました。さあ今度は参院選です。切なる要求にこたえ、どれだけ多くの人たちとつながれるか。政治を変えたいという熱い思いをうけとめて。


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