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2025年6月24日(火)

東京都議会議員選挙の結果について

2025年6月23日 日本共産党東京都常任委員会

 一、6月22日投開票の東京都議会議員選挙において、日本共産党の結果は、14議席の確保にとどまり、現有19議席から後退する結果となりました。悔しい結果であり、ご期待にこたえる結果を出せなかったことに対して、おわびをいたします。

 そのなかでも、北多摩3区で議席回復を果たしたこと、2人区で3選挙区(文京区、日野市、北多摩4区)、3人区で4選挙区(北区、豊島区、北多摩1区、北多摩3区)での勝利をかちとるなど重要な成果を得ることができました。

 日本共産党が候補者を擁立した24の選挙区で得た得票は、48万9084票(12・18%)となりました。この得票は、2024年の衆議院選挙の比例代表選挙で、同じ地域で得た得票37万5084票(7・95%)を大きく上回りました。都議選と総選挙には、選挙の性格や条件の違いはありますが、昨年の衆院選の到達点から、大きく押し戻す得票を得ることができたことは、次につながる前向きの成果であり、善戦・健闘したということが言えると考えるものです。

 日本共産党をご支持いただいた都民のみなさん、わが党の前進のために、昼夜をわかたずご協力くださった支持者、読者、後援会員、ボランティア・サポーター、党員のみなさんに心からの敬意と感謝を表明します。少なくない選挙区で、他の野党の方々から温かいご支援をいただき、協力して選挙戦をたたかうことができたことに対しても、心からの感謝と連帯を表明します。

 一、都議選の全体の結果としては、小池都政の与党である自民党が過去最少の議席となり、公明党も議席を減らしました。自民・公明・都民ファーストの合計では小池都政の与党勢力は大きく後退しました。都民のみなさんが、小池都政の与党勢力に対して厳しい審判を下したことは明らかです。

 日本共産党は、選挙戦をつうじて、自民・公明・都民ファーストが、都民の切実な要求に背を向け、福祉と暮らしに冷たい都政を進めてきたことを厳しく批判し、政治の転換を求めて奮闘しました。自民党の裏金問題を告発し、追及する先頭に立ってきました。

 日本共産党は、物価高騰から暮らしを守るうえで消費税減税が最大の決め手となることを訴えてたたかいました。党都議団の都議会野党第1党としての実績や値打ちを語り、「賃上げ」、「医療と介護」、「住まい」の「三つの重点公約」を訴え、東京から平和の声を発信しようと呼びかけました。

 わが党の訴えは、都民の願いにかなったものであり、無党派の方々も含めて共感を広げたという手ごたえをもっています。また、わが党の論戦と活動は、小池都政の与党勢力への厳しい審判への貢献となったと考えます。

 新しい都議会で、日本共産党は、都民のみなさんとの運動と共同し、野党間の協力を強め、公約の実現に全力をあげる決意です。

 一、今回の都議選の教訓を、ただちに目前に迫った参院選に生かし、東京で比例100万票得票を実現し、小池晃書記局長をはじめ全国5人の比例代表予定候補の全員勝利、東京選挙区における吉良よし子参院議員の3選をかちとるために全力をあげる決意です。ひきつづくご支援とご協力を心から訴えます。


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