2025年6月22日(日)
トンネル計画撤回を
北陸新幹線巡り堀川氏
衆院国交委
![]() (写真)質問する堀川あきこ議員=17日、衆院国交委 |
日本共産党の堀川あきこ議員は17日の衆院国土交通委員会で、京都市議会が6日に可決した「北陸新幹線の京都市内大深度地下トンネルルートへの反対決議」を受け止め、計画を中止・撤回するよう求めました。
決議は、市民、団体、専門家から京都市内の大深度地下にトンネルを建設する計画を撤回すべきだとの強い意見が届けられていると指摘。地下水への影響、残土処理、工事期間中の渋滞、住民への情報非開示など問題点を挙げ、「京都市の未来に向けて重大な問題を招くと考えるため、京都市内大深度トンネルルートへの反対を表明」しました。
堀川氏は「決議を受け止め、計画の見直しを含めて検討すべきだ」と迫りました。中野洋昌国交相は「一日も早い全線開業に向けて取り組んでいきたい」と答弁。堀川氏は「決議を受け止める姿勢がない」と批判しました。
さらに、堀川氏は、200年以上の歴史を持つ和菓子屋から聞き取った地下水への影響の不安の声を紹介し、「国が持っているデータをすべて開示し、計画の是非も含めた住民説明会を開催すべきだ」と質問。中野国交相は「京都府と相談する」との従来の答弁に終始しました。
堀川氏は「住民の不安にも議会の意思にも向き合おうとしない姿勢がいっそう住民の不安を増殖させていることを自覚すべきだ」と厳しく批判し、あらためて計画の中止・撤回を求めました。