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2025年6月22日(日)

きょうの潮流

 数の力をかさに着た横暴だ―。衆院財務金融委員会の委員長を解任された自民党の議員は、そう言って野党を非難しました。さんざん数の暴力で悪法を押し通してきたのに、よくも▼与党側が審議入りを拒んだガソリン税の暫定税率を廃止する法案は、価格高騰を抑えるために野党が共同提出したもの。共産党も物価高対策に有効だとして賛成しました。衆院で常任委員長の解任決議案が可決されたのは初めてです▼与党少数となった今国会は、近年になく野党の役割と動向が注目されました。高額療養費の負担増を中止させ、企業・団体献金の禁止や選択的夫婦別姓の法案を審議入り。ごり押し一辺倒だった自公政権の政治に変化もみえています▼同時に問われているのが野党の本気度です。新しい政治にふみだすのか、とどまるのか。国民の多数が望む法案がかなわず、平和や民主主義に逆行する法を成立させたのも、旧態依然の政治に手を貸す党があったから▼そのなかで、コメディアンの松元ヒロさんが「庶民の生活と命を守るため闘い続けている」と評価してくれたのが共産党の存在です。石破政権がやろうとするばらまきではなく、財源を示した消費税減税も支持と信頼を広げています▼国会会期末と投票日が重なった都議選でも。野党第1党として都政を動かしてきた実績を示しながら、都民のくらしを守る要求の実現のために奮闘しています。共産党への1票を、作曲家の池辺晋一郎さんは期待を込めて。「この国の未来のために!」


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