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2025年6月18日(水)

マクロ経済スライド継続に抗議

年金者組合大会終わる

最低保障年金など議案採択

 東京都内で開かれていた全日本年金者組合第27回定期大会は17日、物価上昇を上回る年金引き上げと最低保障年金制度の創設、石破政権の社会保障切り捨て政策の転換などを掲げた大会議案を採択し、終わりました。


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(写真)大会で討論する代議員=17日、東京都文京区

 討論では、組織活動について「カラオケやマージャンなどサークルを通じて組合員を増やす活動に取り組んでいる」(千葉)、「組合員とアンケートで対話し、組合の再構築をめざしている」(岐阜)などの発言がありました。

 要求運動について「補聴器助成に向けて老人会との協力で議会請願を進めている」(静岡)、「女性差別撤廃条約・選択的議定書批准を求める運動で、ジェンダーアンケートと学習会を行った」(神奈川)、「危険な万博開催とカジノ建設反対に取り組んでいる」(大阪)などの報告がありました。

 討論のまとめで、廣岡元穂副委員長は文化活動や補聴器助成、年金改定の要求での発言が多くあったと指摘。飯野豊秋副委員長は10年間の年金裁判の闘いが低年金改善へ世論を動かしてきたとし、7月の最高裁判決に向けた要請行動を提起しました。木田保男書記長は年金政策について、年金者組合に賛同する政党は日本共産党など3党で、参院選でこれらの党の躍進を訴えました。

 また、女性部が、日本婦人団体連合会へ加盟することを決定しました。

 物価高騰から国民生活を守り、消費税減税の実現する、マクロ経済スライドを継続する改定年金制度法に抗議し、憲法を守り「戦争できる国」に向かうことを許さないために参院選に取り組むとする大会アピールを採択しました。

 新役員に、岩崎勇委員長(新)、木田保男書記長(再)らを選出しました。


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