2025年6月15日(日)
伊豆・小笠原諸島
医療・介護支援、物価対策を
吉良氏に政府答弁書
日本共産党の吉良よし子参院議員が提出した「伊豆・小笠原諸島の医療・介護や物価高騰対策に関する質問主意書」に対し、政府は5月27日、答弁書を決定しました。
吉良氏は質問主意書で、島しょ地域の町村議員や宮本徹前衆院議員らと協力して行った訪問・懇談などで寄せられた要望をもとに、離島ならではの困難や課題の解決を求めました。
介護報酬の訪問系サービスの特別地域加算について、移動距離の長さなど離島の実情に見合うものになっていないと指摘。実態を調査し一層の支援を行うことや、特養ホームなど施設サービスへの加算、介護人材の確保に対する支援を要求しました。遠隔医療への支援や、本土と比べ高い物価に応じた生活保護費の増額、ガソリンなど燃油価格の低減策などを求めました。
答弁書は、介護報酬の特別地域加算について、実態を把握した上で必要な方策を検討すべきだとの社会保障審議会分科会の取りまとめを踏まえ「対応を行ってまいりたい」としました。介護報酬の加算が行われた際に利用者の負担増が生じないようにする措置については「必要な検討をすべきもの」と答弁しました。
介護人材の確保や遠隔医療の機器の整備、燃油の軽減などについて引き続き支援や取り組みを進める考えを示しました。