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2025年6月15日(日)

万博工事未払い告発

パビリオン下請け業者ら

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(写真)未払いを訴える3社の人たち=13日、大阪府庁

 大阪・関西万博の建設工事で、アンゴラ、マルタ、中国の各パビリオンの建設に関わった下請け業者らが13日、工事代金が支払われていないと大阪府庁内で記者会見して訴えました。

 未払い金は、マルタ館施工B社は約1億1千万円。中国館施工C社は3700万円。B社は元請け企業に5日、未払い金を求めて提訴しました。C社は3月に大阪府に未払い問題でメールを出し、翌日に府から万博協会を紹介されたものの解決していません。

 B社の代表取締役は「工事期間中に協会が『開幕までに間に合わせる』と言ったが、その発言が私たちを最後まで追い込んだ。『命輝く未来社会のデザイン』と言うが、命を削りながらなぜここまでやらないといけないのかと思っていた」と訴え。C社の社長は「公共工事をするつもりで受注したので、未払いなんて夢にも思わなかった」と強調し「3カ月も問題が解決できないのは、憤りを通り越している」と話しました。

 アンゴラ館を施工したA社社員は「アンゴラ館で政府の人に話すと、日本政府、万博協会、府、発注者に話をすると言ってくれた。逆に日本の問題なのに支援がないのは情けない」と話しました。

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(写真)C社が大阪府に送ったメール(大阪府HPから)


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