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2025年6月14日(土)

三重県庁 トイレに生理用品

吉田県議要求 知事が配布表明

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(写真)一般質問に立つ吉田県議=12日、三重県議会

 日本共産党の吉田紋華三重県議は12日、県議会の一般質問に立ちました。県内の公共施設などへの生理用品のトイレ設置・配布の取り組みを広げることを求め、一見勝之知事が「県庁トイレで試行的に、生理用品配布を実行したい」と述べました。

 吉田氏は、県において県立学校や公共施設トイレに生理用品を置くための予算措置が取られる一方、学校によっては保健室での配布にとどまる所や、予算がつかず在庫で対応している所もあると指摘。取り組みを後退させないよう求めました。

 その上で吉田氏は、自身の「トイレットペーパーみたいに生理用ナプキンをどこでも置いてほしい」とのSNSでの投稿に対し殺害予告や誹謗(ひぼう)中傷が多数寄せられたことに触れ、「家父長的な社会構造に声を上げる女性が見下され、批判される」と述べ、この問題について知事の認識を問いました。

 一見知事は、殺害予告などは「決して許されない」と答弁。さらに「県庁トイレで試行的に、生理用品配布を実行したい。仮に多くの人が(生理用品を)持って行くとしても、困っている人が持って行くなら是とすべきではないか」と述べました。吉田氏は「女性のみに課せられる負担を社会全体で考えられることがミソジニー(女性嫌悪)をなくす大きな一歩になる」と述べ、声を上げる人の安全が守られる環境をつくる重要性を訴えました。


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