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2025年6月14日(土)

年金減額ノー 改定法に抗議

年金者組合が宣伝 東京・大塚駅前

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(写真)「年金をもらえるのか不安」と署名に応じる市民=13日、東京都豊島区・大塚駅前

 年金額を引き下げ続ける改定年金制度法が自民・公明・立民などの賛成多数で可決・成立した13日、全国各地の年金者組合は同法に抗議し、暮らせる年金を求めて宣伝しました。

 全日本年金者組合の人たちは東京都豊島区の大塚駅前で「物価高騰で暮らしはピンチ! 物価上昇を上回る年金引き上げを」と書かれた横断幕を掲げてアピール。写真を撮ったり、年金減額が不安で対話したりするなど注目されました。

 杉澤隆宜委員長は、年金を実質減額する「マクロ経済スライド」を十数年延命させた同法を断固として許すことができないと強調。「マクロ経済スライドをただちに廃止することを要求する」と訴えました。

 中川滋子副委員長は「月額10万円以下の女性の年金受給者は女性全体の85%。生活していけるか」、木田保男書記長は「年金は名目で1・9%上がっているが、昨年の物価は2・7%上がり、実質0・8%のマイナスだ」と話しました。

 「年金をもらえるか不安」と語り、年金制度改善署名に応じた女性(53)は「食料品、水光熱費が上がってどうしようもない。年金額を引き上げてほしい」と語りました。


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