2025年6月13日(金)
自分の人生 自分の姓で
選択的別姓求め国会行動
![]() (写真)「望まない改姓をゼロに」などと書かれたプラカードを掲げる参加者たち=14日、国会周辺 |
衆院法務委員会で法案を審議中の選択的夫婦別姓制度について、制度の実現を求めるアクションが11日、国会周辺でありました。主催は「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」です。
「イッツノットユー(それはあなたではない)」と、渡航先の入国審査の場面で自分のパスポートを疑われた体験を話したのは「一般社団法人あすには」代表理事の井田奈穂さん。「(自分の名前を選ぶことは)万人にある権利の問題。自分の名前を(通称使用など一部ではなく)フルスペックで使えるようにしてほしい」と訴えました。
職場から駆けつけたNさんは今年結婚したばかり。「戸籍姓を使うのは限定的かな」と思い夫の姓に変えました。会社では旧姓を使っています。「現実は違った。医療に税金、銀行口座、不動産登記…、愛着のある旧姓を使えない場面も多く、苦しく感じる」と精神的にも負担が大きいと話します。海外勤務を希望していますが、名前が違うことで不都合が生じないか懸念しています。「自分の姓で自分の人生を歩みたいと選択的夫婦別姓制度の導入を一日でも早く実現してほしい」と話しました。
行動には日本共産党の本村伸子衆院議員が参加し、あいさつしました。立憲民主党、国民民主の両党議員も参加しました。