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2025年6月13日(金)

YouTube広告 対話一体

米倉都議「政治は変わり始めています」

豊島 タワマン大作戦

 日本共産党・豊島地区委員会は、東京都議選の勝利に向けて、4期目に挑戦する米倉春奈都議を再び都議会に送ろうと奮闘しています。特定の世代や地域をターゲットにしたYouTube広告の配信と、区民の声を直接聞く要求対話アンケートを一体で行う作戦に踏み出しています。(今井千尋)


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(写真)YouTube広告で「声をあげれば、政治は変わる」と語りかける米倉都議

 「政治は変わり始めています」―。この語りかけから米倉都議の広告動画は始まります。25歳で初当選した1期目から「声をあげれば、政治は変わる」と訴えてきました。広告では都立大学に通う都民の授業料無償化や、痴漢ゼロを政治の課題にし、都庁に痴漢撲滅プロジェクトチームを設置させた実績などを紹介。「共産党を伸ばせば、さらに政治が前に進みます」と呼びかけ、物価を上回る賃上げや、シングル(単身)女性の住まいや雇用、ハラスメントに対する支援など今後実現したいことを語っています。

激戦地域も

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(写真)宣伝で「消費税は弱い者いじめだ」など街の声を聞く儀武さとる日本共産党豊島区議会議員(中央)ら=8日、巣鴨駅前

 豊島地区委員会は、共産党の政策ビラが届きにくいタワーマンションが多く立つ地域などに広告を流し始めています。西巣鴨に住む人から広告を見たという声があり、視聴者を増やしています。自民党都議候補の地盤で激しく争う巣鴨・駒込地域に向けて5日に広告を流し、8日に区内の公園や駅前でJCPサポーターとともに要求アンケートに取り組みました。

 米倉都議がジェンダーや暮らし・住まいについて語るトーク街宣を行った巣鴨駅前では、消費税5%減税に「賛成」、財源は「大企業・富裕層への減税見直し」にシールを貼っていく人が相次ぎました。「とにかく何でも高すぎるから下げてほしい」と話す人や「大企業・富裕層への減税見直し」が共産党の政策だと知っていると話す人もいました。

 住宅街のある要町駅前で宣伝をした際に通りかかってビラを受け取った男性は、消費税減税にシールを貼り「食費がめちゃくちゃ高い。子どもにお菓子を我慢させている」と話しました。賃上げにシールを貼った男性(41)は、「物価が上がっているから基礎を底上げする必要がある」と話しました。

 ジェンダー平等と賃上げにシールを貼った女性(55)は精神障害3級を持ちながら派遣で週3日働いていて、女性が自立して生活できる賃金が得られるようになってほしいと言います。「ここ数年、共産党に入れている。社会的弱者に寄り添ってくれてぶれない」と話しました。

姿伝えたい

 岸良信・豊島地区委員長は、豊島区では自民・公明・都民ファーストVS共産の対決構図は明確で、「共産党が本当に政治を変えている姿を伝えたい」と話します。都立大塚病院は100床近く病床削減しましたが、その背景にある自民・公明・都民ファーストが進めた病院の独立法人化に反対し、家賃補助と都営住宅の新設を求める豊島区民の陳情に賛成したのは都議会で共産党だけです。岸地区委員長は「野党第1党として実績をあげてきた先駆者であることを広げていかないといけない」と強調します。


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