2025年6月13日(金)
党政策から未来社会論までたっぷり
田村委員長が選挙ドットコム出演
日本共産党の田村智子委員長がインタビューに答えた「選挙ドットコム」のユーチューブ番組が「面白かった。こういう政党があって良い」「100年先まで見越している党はほかにない」などと好評です。
司会を務める「選挙ドットコム」の編集長・鈴木邦和氏の最初の質問は、「共産党は反対ばかりと思われているのではないか」―田村氏は、自民党政治を変えようとしているから、大軍拡予算などに反対するのは当然とした上で「今や時代は変わって、自民党が反対勢力。消費税の減税、選択的夫婦別姓、企業・団体献金の廃止など、国民が求める政策に反対して妨害しているのは自民党だ」とキッパリ述べました。
「ここはどうしても聞かなければ」と前置きをして鈴木氏は「共産主義をめざしているのか」と質問。田村氏は「マルクスに戻って、社会主義・共産主義への展望をもっている」と答え、若者のなかに資本主義社会への疑問があり、志位和夫議長が行った「資本論ゼミ」が学生などに歓迎されたことを紹介。「ソ連や中国とは違う、ではどういう社会なのか」など次々と質問が出され、▽旧ソ連の誤り▽発達した資本主義から社会主義に進んだ国はない▽資本主義の財産である民主主義のシステムなどはさらに発展させる▽モノやカネだけでなく時間も搾取されている―など、話がはずんでいきます。
「それでも理解されにくい。党名を変えないのか」との質問に、田村氏が「政党にとって大切なのはどういう社会をめざすのかという理念。私たちは堂々と理念に由来する党名を掲げて、国民の理解を求めていく」と答えると、「さすが100年、200年先を見据えている党は違う」と鈴木氏も感想を述べました。
東京都議会議員も経験した鈴木氏は、都議会で野党第1党の共産党が、都民の声から出発した活動をしていると述べ、「非常に存在感が強い」と評価。田村氏は、学校給食無償化など「共産党が提案したことが、都知事の提案になって実現するというパターンを繰り返している」など、都議会での共産党の議席の役割を語りました。