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2025年6月11日(水)

横須賀米兵が銃携えデモ威圧

共産党、政府聞き取り

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(写真)防衛・外務両省の担当者(右手前の2人)の説明を受け懇談する参加者=10日、衆院第1議員会館

 神奈川県横須賀市で市民らのデモ行進に対し、米海軍横須賀基地ゲート前の境界線を越えた歩道上で、米兵が銃を携行し警備していた問題で、神奈川県の日本共産党は10日、衆院第1議員会館内で外務・防衛両省の担当者から説明を受けました。

 5月30日の横須賀市議会本会議で上地克明市長が、大村洋子党市議の質問に、国に「ただちに日米地位協定上、問題になるものではない」と確認したと答弁したことを受けたものです。

 外務省の担当者は「一般論として、公務中の米軍人が基地外で銃を携行することは、ただちに日米地位協定違反とは言えない」とする一方で、「住民に無用の不安を与えないよう配慮するべきことは当然」だと説明。同省から市への説明は一般論であり、今回の件について地位協定違反かどうか米軍とやり取りはしておらず、現段階ではその予定もないと述べました。

 共産党は、違反の有無をきちんと確認し、県・市に情報提供するよう要望。また「国民の権利であるデモを、警察に届けて平和的に行っているのに対して銃で警備したことは、主権の侵害」「デモ参加者だけでなく地域住民全体への威圧だ」と批判し、重大な問題だと認識して米軍に抗議するよう求めました。

 畑野君枝元衆院議員、赤石ひろ子参院比例予定候補、井坂新哉、大山奈々子、木佐木忠晶の各県議、ためそう稔横須賀市長予定候補、ふじそのあき横須賀市議が参加しました。


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