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2025年6月10日(火)

差別発言の議員公認「遺憾だ」

アイヌ協会総会で理事長

紙議員あいさつ

写真

(写真)あいさつする大川理事長(壇上中央)=8日、札幌市

 公益社団法人北海道アイヌ協会は8日、札幌市で定時総会を開き、エカシ・フチ(敬愛すべき古老)への支援、持ち去られた遺骨の返還と「慰霊」の推進などの方針を確認しました。

 大川勝理事長は開会あいさつで「国民に範を垂れるべき立場の者による差別発言が繰り返され、(法務局に)人権侵犯(の認定)を受けたにもかかわらず、公党の公認を受けるなど、同胞のつらく悲しい気持ちを考える時、極めて遺憾だ」と名指しは避けながら、アイヌ民族へのヘイトを繰り返す杉田水脈前衆院議員と自民党を批判。「アイヌ民族の文化や歴史に対する正しい理解の促進がますます必要だ」と訴えました。

 各党の国会議員らがあいさつ。日本共産党の紙智子参院議員・先住民(アイヌ)の権利委員会責任者は、遺骨返還について「黙って持ち去った側が謝罪し、返還するのが本筋だ」と述べ、返還が進まない状況の打開へ力を尽くすと表明しました。


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