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2025年6月8日(日)

歴史ゆがめさせぬ

「ひめゆり」訪れ白川比例予定候補決意

沖縄・糸満

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(写真)ひめゆりの塔の前で平和ガイドの古謝さん(右)に質問する白川比例予定候補=7日、沖縄県糸満市

 日本共産党の白川よう子参院比例予定候補は7日、沖縄戦で犠牲になった女子学徒らを追悼する沖縄県糸満市の「ひめゆりの塔」や、ひめゆり平和祈念資料館(糸満市)などを訪問し、戦後80年の今、県民の平和への思いに応え、戦争によって沖縄を二度と「捨て石」にさせないための決意を新たにしました。

 白川氏は訪問後、自民党の西田昌司参院議員が「ひめゆりの塔」の説明を「歴史の書き換え」と踏みにじる発言をしたことは「何の根拠もなく、歴史をねじまげるもので許せない」と批判。案内した平和ガイドの古謝章代さん(79)は「(西田氏は)資料館を見てほしい。それでもあんな発言ができるのか」と憤りました。

 同資料館の展示には「ひめゆり学徒隊」の犠牲者の86%が、日本軍が解散命令を出し、生徒らを米軍の包囲網のなかに放り出した後に集中しているとの説明がありました。白川氏は、県民が沖縄戦の教訓にしている「軍隊は住民を守らない」との言葉の意味がよく分かったと述べ、今も沖縄は南西諸島の軍事要塞(ようさい)化や米軍基地問題など「基地や戦争から一番近く、一番の問題を抱える地域にされてしまっている」と批判。平和の国づくりへ「全力で頑張る」と力を込めました。

 同市の県平和祈念資料館と「平和の礎」、沖縄戦後に県民が戦没者の遺骨を拾い建立した「魂魄(こんぱく)の塔」なども訪れました。


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