2025年6月4日(水)
能登被災地
地域取り戻すため医療・福祉再建を
衆院特別委 堀川議員
![]() (写真)質問する堀川あきこ議員=30日、衆院復興災害特委 |
日本共産党の堀川あきこ議員は5月30日の衆院東日本大震災復興・防災・災害対策特別委員会で、能登半島地震で高齢者施設や障害者施設からやむを得ず広域避難した被災者が望めば元の地域に戻れるようにすることは生活再建にとって不可欠だと指摘しました。
被災した能登6市町の高齢者施設のうち再開未定が11、廃止が1(3月17日時点)で、障害者施設では再開予定が2、廃止が6施設(4月末時点)にとどまっています。堀川氏は、施設が再開できない原因がどこにあるのか、職員がどの程度復帰し、被災者がどの程度施設や地域に戻ってきているのかを政府として把握し、具体的な手だてをとるよう強く求めました。
堀川氏は、福祉関係施設の再建には、建物だけでなく必要な資機材や職員の復帰が不可欠で、それらは生業(なりわい)の再建と地域の再生にもつながっていくと強調。坂井学防災担当相は「(現状は)医療や福祉のサービスを提供できる環境がなければ戻りたくても戻れない」として、堀川氏の指摘は「すごく大事なことだ」として、「高齢者施設等の再開は地域の復興のためには重要」だと答弁しました。