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2025年5月31日(土)

男女賃金格差と長時間労働是正を

倉林議員 参院厚労委

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(写真)質問する倉林明子議員=29日、参院厚労委

 日本共産党の倉林明子議員は29日の参院厚生労働委員会で、労働施策総合推進法改定案に関連して、雇用でのジェンダー平等の遅れを本気で取り戻すため、男女間賃金格差と長時間労働の是正を求めました。

 倉林氏は「働く女性の半数以上が低賃金の非正規雇用で働いており、とりわけ有期雇用契約が女性の低賃金の働き方を生んでいる」と指摘。「恒常的な業務を有期雇用にすること自体が問題ではないか」とただしました。福岡資麿厚労相は「無期転換ルールによって雇用の安定を図っていく」と述べるにとどまりました。

 倉林氏は、男女賃金格差の背景にあるのが男女の固定的役割分担に基づく企業主導の働かせ方だと指摘。男性の働き方が変わらなければ女性の低賃金構造は変わらないとして、長時間労働の是正を求めました。さらに、「賃上げとセットで労働時間の短縮に今こそ踏み出すべきだ」と主張。福岡厚労相は「より短い時間で十分な賃金を保障することは重要だ」としつつも、「1日8時間労働は国際水準」だとして労働時間短縮に背を向けました。


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