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2025年5月24日(土)

マイナ保険証有効期限切れ

職権交付で混乱乗り切れ

倉林議員 参院厚労委

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(写真)質問する倉林明子議員=22日、参院厚労委

 日本共産党の倉林明子議員は22日の参院厚生労働委員会で、マイナ保険証の電子証明書の有効期限が切れる「2025年問題」への政府の対応をただしました。

 倉林氏は、医療現場では更新忘れでマイナ保険証による資格確認ができないトラブルが発生し、保団連の調査では医療機関の3割が「有効期限切れ」があったと回答したことを示し、保険料を払っているのに資格確認ができないことなどあってはならないと批判しました。

 厚労省は、国民健康保険の保険証の有効期限が順次切れるため、障害者や高齢者など要配慮者に対し、自治体が資格確認書の申請を勧奨するよう求める事務連絡を出しています。倉林氏は「要配慮者は後期高齢者と同様に職権交付の対象とすべきだ」と求めました。

 さらに倉林氏は、自治体がトラブルを防ぐために加入者全員に資格確認書を職権交付することを国は禁止できないと指摘。福岡資麿厚労相は「個別の自治体の状況を把握しながら対応する」と答えました。

 倉林氏は「膨大な更新切れによる混乱を乗り切るためにも職権交付は必要だ。自治体の判断を尊重すべきだ」と主張しました。


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