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2025年5月17日(土)

「井戸への補償未確認」答弁撤回し謝罪を

北陸新幹線巡り 堀川議員

衆院国交委

写真

(写真)質問する堀川あきこ議員=16日、衆院国交委

 日本共産党の堀川あきこ議員は16日の衆院国土交通委員会で、4月2日の同委での北陸新幹線についての国交省の五十嵐徹人鉄道局長の答弁の誤りを指摘し、答弁の撤回と謝罪を求めました。

 北陸新幹線は京都市の地下を通す計画で、過去には地下鉄東西線工事で地下水位が下がり、井戸の被害への補償が行われていたことから、市や住民から懸念の声が上がっています。

 しかし国交省は、井戸の被害への補償件数はゼロだったと強弁してきました。実際は、補償件数がゼロだったのは1部の区間で、全体では290件の補償が行われていたと共産党京都市議団が告発していました。

 4月2日の同委で堀川氏が井戸への補償は確認したのかとただすと、五十嵐局長は「京都市から協力が得られていない」として確認ができないと答弁していました。

 ところが堀川氏のその後の調べで1月17日に鉄道・運輸機構が京都市から井戸への補償に関する資料の提供を受けていたことが発覚。堀川氏は「答弁は誤りであり、撤回して京都市に謝罪すべきだ」と迫りました。五十嵐氏は「その部分に関しては撤回する。謝罪は審議官が行った」と開き直りました。中野洋昌国交相は「今後このようなことがないようにしたい」と答えました。

 堀川氏は「こんなずさんなやり方では北陸新幹線の計画に不信を抱いている方々の不安は払拭されない」と厳しく批判しました。


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