2025年4月27日(日)
町役場で核禁条約署名
長崎 党町議要求でコーナー設置
時津町長「恒久平和につながる」
![]() (写真)役場ロビーで署名する女性=23日、長崎県時津町 |
長崎県時津(とぎつ)町の役場ロビーに「日本政府に核兵器禁止条約の署名、批准を求める」署名コーナーが設置されています。日本共産党の浜辺七美枝町議が議会で繰り返し求め、実現したものです。
浜辺議員は昨年の12月議会に続き、3月議会でも署名コーナー設置を要望しました。山上広信町長は「署名コーナー設置は核兵器廃絶および恒久平和の実現につながる取り組みの一つと認識している。積極的に取り組んでいきたい」と答弁。これを受けて県原水協の大矢正人代表理事らが浜辺議員とともに3月27日、山上町長を訪問し、再度要望。今月16日、役場ロビーへの署名コーナー設置が実現しました。
時津町は「核兵器廃絶平和の町宣言」(1994年)に基づき、「核兵器廃絶平和推進の基本に関する条例」を2008年に制定し、平和行政を推進してきました。毎年、8月9日の原爆の日を前に写真パネル展「原爆と人間」を役場ロビーで開催し、今年は6月に田中重光長崎被災協会長のノーベル平和賞受賞記念講演会を企画しています。
役場ロビーで署名をしていた女性(46)は「核兵器廃絶のための活動を何かしたいと思っていたので、署名できてよかった」と話しました。
浜辺議員は「時津町は2016年から『ヒバクシャ国際署名』の設置にも取り組み、1052筆集めた経験がある。町民に署名コーナー設置を広く知らせ、被爆80年の今年、前回以上に署名が集まるようがんばりたい」と語りました。