2025年4月26日(土)
米軍機居座りで防衛省聞き取り
高知 仁比議員・白川予定候補参加
![]() (写真)オンラインで防衛省の担当者から聞きとる参加者=25日、高知市 |
日本共産党高知県議団と「郷土の軍事化に反対する高知県民ネットワーク」のメンバーは25日、南国市の高知龍馬空港に米軍岩国基地(山口県)所属のF35Bステルス戦闘機が長期間、居座り続けている問題で、防衛省の担当者からオンラインで聞き取りを行いました。仁比聡平参院議員、白川よう子参院比例予定候補が参加しました。
担当者は「F35Bは3月25日、警告灯が点灯したという理由で最寄りの高知龍馬空港に予防着陸した。今、現在も米軍側による整備点検が実施されている」と説明。整備のために、部品の交換のために時間を要している、いつぐらいに離陸する予定であるとかは見えていないと述べました。警告灯が点灯した理由は米軍側が答えないと回答。「何が起こって部品交換しないと飛べないでいるのか」との問いには「聞いていない」と回答。予防着陸は、予防的安全確保のための措置なので米側に原因の説明を求めるまでには至っていないと答弁しました。
参加者は「30日過ぎてもいまだにトラブルを解決できないということになると、機体そのものが安全なのか。同型機をすべて止めて点検するべきではないか」と追及。担当者は「一般論として重大な欠陥が機体の構造上あるのであれば、大問題であり、米軍も中止も含め運用を検討しなければならない」と語りました。参加者は「1カ月も修理にかかっているということは危ない機種だと誰もが思う。トラブルの原因も明らかにされないような戦闘機を飛ばさないでほしいと米軍に伝えるべきだ」と求めました。