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2025年4月26日(土)

米軍と国に抗議

米兵性的暴行でデニー知事

 沖縄県内で成人女性に性的暴行を加えたとして在沖縄米海兵隊員が不同意性交などの容疑で書類送検された2件の新たな事件を受け、玉城デニー県知事は25日、県の対応について説明しました。県警から7日に県へ情報が共有された際、「被害者は事件が報道されるのを望んでいないという説明もあったので、心情に配慮して公表しなかった」と改めて述べました。

 県庁での定例会見で記者の質問に答えたデニー知事は、事件把握後の8日に県知事公室長が在沖米海兵隊と外務省沖縄事務所に対し、口頭で抗議要請を行ったと指摘。「このような事案が発生したことは大変遺憾であるということを伝え、事件の再発防止の申し入れを行った」と語りました。

 事件送検後の18日夜から19日未明にかけて米軍や県警などは、米空軍嘉手納基地近くの繁華街(沖縄市)で「犯罪抑止」などを名目に合同パトロールを実施しました。

 自身が参加した理由について問われたデニー知事は、「県民や米軍人等への防犯意識の向上、地域の安全安心の確保等に寄与することができると考えた」と回答。事件の再発防止に責任を負う米海兵隊の司令官らもパトロールに参加することも踏まえ、連携強化の観点から自身の参加を決めたと述べました。


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