2025年4月26日(土)
タイガ候補でくらし守る
沖縄 うるま市長選あす投票
![]() (写真)1票を争う大接戦の中、支援を訴えるタイガ候補(左)とデニー知事(右)=25日、沖縄県うるま市 |
沖縄県うるま市長選は、大激戦のまま27日の投開票を迎えます。選挙は三つどもえですが、玉城デニー県政を支える立場から平和と市民のくらしを守る市政への転換に挑む前県議の照屋タイガ候補が、現職の中村正人氏=自民・公明推薦=との1票を争うデッドヒートの状況が続いています。タイガ候補は25日、デニー知事とともに市内各地を駆け巡り、「あと5票、10票と支援の輪を広げてほしい」と訴えました。
タイガ候補は「市民のみなさんやデニー知事とともに誰一人取り残されない、うるま市をつくる」と強調。物価高騰で市民の生活が追い詰められる中、学校給食費無償化を2学期から実施するとして、「子どもたちがどんな家庭環境でも等しく可能性を発揮できるよう全力を挙げる」と力を込めました。
デニー知事は、県内での中学までの医療費の窓口無料化について、県が半額を助成し市町村と協力することで県内一律の無料化が実現できたと強調。学校給食の無償化も協力して実現したいと訴え、「県内のどこに住んでいても支援をしっかり受けられる行政が必要。新市長誕生を全力で応援する」と語りました。
中村氏の陣営は、街頭演説に県内各地から自公などの地方議員を大量動員。「期日前投票が前回よりも少ない」と危機感をあおって投票促進を強めています。建設業者など多くの企業を激しく締め上げ、朝夕の宣伝に動員。朝は市外の業者も参加しているほか、夕方は午後8時以降も建設業者従業員らが街頭で現職への支持を訴え、なりふり構わぬ組織戦を行っています。