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2025年4月26日(土)

米軍の再発防止策は無力

性暴力事件 うりずんの会、国に抗議

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(写真)英利アルフィヤ外務政務官(左端)に抗議要請文を手渡し、要請する赤嶺氏(右端)ら「うりずんの会」のメンバー=25日、外務省

 在沖縄米兵による女性への性的暴行事件が相次いで発覚したことを受け、沖縄県選出の野党国会議員でつくる「うりずんの会」は25日、外務省と防衛省に抗議要請を行いました。

 昨年12月の県民大会などで抗議を繰り返してきたにもかかわらず、「県民の尊厳と人権を踏みにじる事件が再び起きたことに抗議する」と表明。「米軍の綱紀粛正・再発防止策は実効性を欠く」と批判しました。被害者への完全な補償やセカンドレイプ(性的二次被害)の防止、日米地位協定の抜本改定、米軍基地の整理縮小などを求めました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、相次ぐ米兵による性暴力事件に触れ「再発防止策と日本政府は言ってきたが無力だ」と指摘。「戦争の訓練をしている米軍には人権感覚がない。再発防止と言うなら基地を縮小すべきだ」と強調しました。英利アルフィヤ外務政務官は「捜査中で、コメントを控える」と述べるにとどめました。

 要請後の会見で赤嶺氏は、被害者の補償や再発防止策について政府が具体的に回答しなかったと言及。「コメントしないのは米軍におもねる態度だ」と強く非難しました。要請には参院会派「沖縄の風」の伊波洋一、高良鉄美両議員も出席しました。


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