2025年4月25日(金)
SNS不法行為に対応を
衆院委 辰巳議員が要求
![]() (写真)質問する辰巳孝太郎議員=24日、衆院総務委 |
日本共産党の辰巳孝太郎議員は24日の衆院総務委員会で、インターネット上でのひぼう中傷、人権侵害と暴力により、被害者や家族の命と生活が脅かされているとして、警察や政府に早急の対策を求めました。
「みんなでつくる党」でボランティアをしていた男性が9日に自死した事件を巡り、辰巳氏は、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏が1月26日、X(旧ツイッター)で男性の住所をさらし、同氏の支持者が男性の自宅を公開したり脅したりしたことが事件を招いたと指摘。「立花氏がSNSで氏名や住所をさらせば、具体的な指示をしなくても支持者が勝手に行動することを知った上での“犬笛行為”であり、人格的利益を違法に侵害する不法行為だ」と主張しました。
立花氏はこれまでも、奥谷謙一兵庫県議・百条委員会委員長の自宅前で演説や脅迫を行い、都知事選では、みんなでつくる党の大津綾香党首の住所や間取り、性的な内容を盛り込んだ虚偽のアニメーションを公開するなど執拗(しつよう)な嫌がらせを行ってきました。大津氏は、2024年9月に刑事告訴し受理されました。辰巳氏は「このさらし行為はネット上で完結せず、実生活にも実害が及ぶ卑劣な行為だ」と強調しました。
村上誠一郎総務相は「深刻な課題であり違法有害情報の対策をしていく」と述べました。辰巳氏は「人権や、平穏な生活が侵害されている。立法府や捜査機関は何をするべきかが問われている」と主張しました。