2025年4月25日(金)
沖縄・うるま市長選 三日攻防に突入
タイガ候補、市政転換訴え
![]() (写真)「三日攻防」で支援者らを前に街頭演説に力を込めるタイガ候補=24日、沖縄県うるま市 |
27日に投票日が迫る沖縄県うるま市長選は24日、大激戦・大接戦のまま最終盤の競り合いが勝敗を決する「三日攻防」に入りました。照屋タイガ候補を先頭に支援者らが街角で市政の転換を訴えました。
タイガ候補は、2学期からの学校給食無償化や地域の大軍拡に反対する政策を強調。「『国とのパイプ』に頼る市長では、基地問題で国にものを言えず、市民を守ることができない。巨大な国家権力に支えられた現職とのたたかい。市民みんなで力を合わせて新しいうるま市をつくろう」と呼びかけました。
陸上自衛隊訓練場計画を中止に追い込んだ石川地域で訴えを聞いた女性(79)は「訓練場も(勝連分屯地への)ミサイル配備も市民も知らない間に進められ、市民がないがしろにされている。自然豊かな石川には訓練場ではなく市民が憩える施設がほしい」と話しました。
タイガ候補は、地域間格差の是正や産業振興も訴えました。演説に耳を傾けていた農業者の男性(73)は「地域ではサトウキビしかできず、農業は厳しい。肥料も高騰していて減らしたいが収量も減るので悩んでいる」と語り、農業政策に期待を寄せました。