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2025年4月25日(金)

政府は米軍に抗議を

沖縄米兵性的暴行 田村委員長が会見

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(写真)記者会見する田村智子委員長=24日、国会内

 日本共産党の田村智子委員長は24日、国会内で記者会見し、沖縄県で1月と3月、在沖米海兵隊所属の米兵による女性への性的暴行事件が起きていたことについて、在日米軍に厳しく抗議するとともに、日本政府としても抗議し、まともな対策を行うよう求めました。同時に、米軍に特権を与えている日米地位協定の抜本改定と米軍基地の撤去を強く求めました。

 田村氏は、沖縄県内で昨年12月に、米兵等による性的暴行事件の横行に抗議する大規模な県民大会が開かれ、再発防止を求めるなかでまたも事件が発生したと指摘。「米軍と石破政権は重く受け止め、再発防止に本気で取り組むべきだ」と強調しました。

 今年3月の事件の被害者は基地従業員で、米軍基地内のトイレで被害にあったとの報道に言及。「基地は米国の管理・管轄に置かれている。過去に日本人基地従業員に対する事件が起きていないのか、日本政府として調査することを求める」と強調しました。

 犯罪を起こした米兵容疑者が基地に逃げ込めば、日本側は起訴するまで身柄を拘束できないなど、日米地位協定が米軍に特権的な地位を与えており、これでは事件が繰り返されることは明らかだと指摘。「日本の警察が容疑者の身柄を拘束できるようにすることも含めた抜本的な地位協定の改定が必要」と表明しました。沖縄に米軍基地が集中しているがゆえに米軍犯罪が繰り返されていると指摘。沖縄の米軍基地の撤去を要求し、「辺野古新基地建設などあり得ない」と重ねて強調しました。


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