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2025年4月24日(木)

日産に調査報告求めよ

リーフ ボルト脱落で堀川氏

衆院国交委

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(写真)質問する堀川あきこ議員=23日、衆院国交委

 日産自動車のEV(電気自動車)「リーフ」で重要部品のアッパーマウントに水がたまり、サビのためボルトが脱落するトラブルが続発しています(本紙2024年9月29日付既報)。23日の衆院国土交通委員会で、日本共産党の堀川あきこ衆院議員は「国土交通省は日産に調査報告するよう指示を」と求めました。

 堀川氏の問いに、同種の不具合情報14件がユーザーから同省に寄せられていると鶴田浩久物流・自動車局長が答弁しました。

 日産は、リーフに水がたまる構造を認めながらも「走行することは可能」とリコールに否定的です。堀川氏は、スバルが同種のトラブルで、「ユーザーの不安を解消するため」として17年にリコールしたことを指摘。堀川氏は「不具合情報にもとづいて、リーフが保安基準に適合しているか確認すべきだ」と日産に調査報告を指示するよう求めました。

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(写真)サビが進み破断してボルトが外れたアッパーマウント。リーフの運転席側前輪で続発しています=2024年8月撮影

 中野洋昌国交相は「アッパーマウントが腐食して(ボルトが)分離しても、走行は可能であり、不安全な挙動がないことから、ただちにリコールを行う緊急性はない」と答弁しました。

 堀川氏は、中野国交相が日産と同じ説明をするものの、実際には「走行できない」「走行は危険」と運転を止められたほど重大なトラブルだったと指摘。「改めて日産に調査報告の指示を」と再度、迫りました。中野国交相は「不具合情報を注視し、その確認を通して日産に必要な対応を行う」と答えました。


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