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2025年4月24日(木)

選択的夫婦別姓 今国会で

「望まぬ改姓ゼロに」

国会前

 結婚時に同姓か別姓を選べる「選択的夫婦別姓制度」の導入を求めて、市民団体や女性団体が23日、国会議員への要請行動や院内外での集会・行動を実施しました。昨年10月の総選挙の結果、衆参両院で選択的夫婦別姓賛成を公約した議員が多数になるもとで「今国会で実現を」とアピールしました。


写真

(写真)「選択的夫婦別姓制度を早く実現して」「反対議員には投票しません」とアピールする人たち=23日、衆院第2議員会館前

 国会前では「女性団体大集会」が開かれました。同制度の実現に取り組む「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」を中心に150以上の団体が賛同し、小雨が降る中で約200人が集まりました。

 同会の田中優子代表(法政大学名誉教授)は「夫婦同姓の強制は憲法に違反し、国連の女性差別撤廃条約にも違反している。世界的に恥ずかしいことだ」と指摘。事実婚などで多くの女性が不自由な状況だとして「すぐに(同制度を)実現してください」と訴えました。

 結婚して夫の姓になってからも旧姓を「通称」として名乗ってきた宮子あずささんは、看護師として病院で旧姓使用の難しさを感じてきたとして「困っている人がいます。これ以上は待てない」と述べました。

 参加者は「自分の名前で生きる自由」「望まない改姓をゼロに」などと書かれたプラカードを掲げ、議員会館に向かって「いつまで待たせる夫婦別姓」「今こそ実現」と力強くコールしました。

 同制度の実現に賛成する日本共産党の堀川あきこ、本村伸子両衆院議員、仁比聡平参院議員のほか、立憲民主党、社民党、参院会派「沖縄の風」の国会議員が連帯のあいさつをしました。


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