2025年4月22日(火)
利権政治終わらせる
沖縄・うるま市長選 タイガ候補第一声
![]() (写真)第一声を上げるタイガ候補(上段右)と駆けつけたデニー知事(その左)、野党国会議員ら(下段)=20日、沖縄県うるま市 |
沖縄県うるま市長選が20日告示(27日投票)され、玉城デニー県政を支える立場で、市民の生活と平和を守る市政への転換に挑む前県議の照屋タイガ候補(53)=無所属新、日本共産党、立民、社民、社大推薦=が第一声を上げました。現職の中村正人(60)=自民、公明推薦=、元自民党県議の照屋守之(69)両氏との一票を争う三つどもえの大激戦になっています。
タイガ候補は「『国とのパイプ』で裏金・利権政治の自民党とつながる時代錯誤の政治を終わらせよう」と強調。20年間の保守市政で県内最低水準に落ち込む市民所得の向上や、2学期からの学校給食完全無償化などを訴えました。陸上自衛隊勝連分屯地へのミサイル配備などへの反対を表明し、「平和で誇りある豊かなうるま市を実現する」と力を込めました。
デニー知事は「市民の命を守ること、経済・観光の振興は、県と市が協力して取り組むべき市民の希望、未来の姿です。タイガ候補と未来を描く選挙にしよう」と呼びかけました。
日本共産党の赤嶺政賢衆院議員ら野党国会議員、高良さちか参院沖縄選挙区予定候補が参加しました。
中村氏は、建設業者を動員した出陣式で「(国から予算を引き出せるのは)私にしかできない」と呼号。利益誘導をちらつかせ、告示前にテコ入れした自民党の小渕優子組織運動本部長から予算優遇のお墨付きも得た上で、企業を激しく締め上げています。
一方、守之氏は「保革を超えた市政を」と訴え、国政野党の支持票などを切り崩そうと狙っています。