2025年4月22日(火)
きょうの潮流
ずらりと並んで頭を下げる一団。悪さがばれてしまったやましさなのか、それとも逃げ切りを図ろうと考えていたのか。一様に神妙な面持ちで▼裏金づくりが問題になり都庁で謝罪会見した都議会自民党です。今年1月のことでしたが、いまだに全容を明らかにしていません。パーティー券代の中抜きをシステム化し、奨励していた実態。まさに都議会自民党の組織的な犯罪です▼誰の指示で何に使ったのか。政治資金に詳しい上脇博之・神戸学院大教授は裏金の使い道には大きく分けて二つあるといいます。ポケットマネーとして自由に使う場合と、政治活動や選挙に使ってはいるものの収支報告書に載せたら批判を浴びるような後ろ暗い使い方をしている場合だと▼都政をゆがめる不正なカネを先頭に立って追及してきたのが、共産党都議団です。彼らがせっせと裏金づくりに励んでいるときも野党第1党として都民のくらしに寄り添ってきました▼学校給食の無償化や18歳までの子ども医療費助成、シルバーパスの負担軽減や補聴器購入費の助成拡大を実現。あらゆる分野で生活を支えるとりくみを進めてきました。さらに物価高対策として、賃上げへの中小企業支援や家賃補助、就学援助や水道料金の値下げを緊急に求めています▼先の都議会でも145項目に及ぶ提案を。一方、それに反対し都民の願いに背を向けているのが自公と都民ファです。都議選の投票まであと2カ月。一日一日の活動がくらしを守り、希望ある都政をつくります。