しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年4月18日(金)

女性トイレに長蛇の列

待ち時間の平等が必要

参院内閣委 井上議員

写真

(写真)質問する井上哲士議員=15日、参院内閣委

 日本共産党の井上哲士議員は15日、参院内閣委員会で、女性トイレでの長蛇の列に言及し、待ち時間の平等が必要だとして、政府がトイレの男女割合の目安となる明確な考え方を示して全国に広げるよう求めました。

 三原じゅん子男女共同参画相は「女性のほうが長い利用時間を必要とする事実や利用実態を適切に反映するなど、できる限り待ち時間の男女の均等化が図られるよう自治体に周知していく」と答えました。

 政府は昨年12月、能登半島地震の教訓をふまえ避難所の運営指針を改定した中で、これまで参考とされていた「スフィア基準」を満たすべき基準とし、女性用と男性用のトイレの割合は3対1を確保するよう明記しました。

 河合宏一内閣府官房審議官は「スフィア基準は人道支援の国際基準を示すもので、被災者が尊厳ある生活を営めるよう」にするために明記したと答弁。井上氏は、避難所で満たすべき基準は日常では当然に必要となるとして、公共施設などの新改築の機会やイベントの際にトイレの男女比を改善するよう、国の取り組みの強化を求めました。


pageup