2025年4月15日(火)
融雪剤適量散布の周知徹底を
まき過ぎでスリップ事故も
参院国交委 大門氏
![]() (写真)質問する大門実紀史議員=8日、参院国交委 |
日本共産党の大門実紀史議員は8日の参院国土交通委員会で、融雪剤によるスリップ事故への対策を求めました。
大門氏は、同じ場所で立て続けにスリップによる交通事故が起きるなど、当日朝に散布した粒状の融雪剤(塩化カルシウム)が原因として考えられると指摘。融雪剤の販売会社は、融雪剤をまき過ぎると、スリップを止めるはずが逆にスリップ事故を招く可能性があると注意喚起しているとして、国交省は周知徹底しているのかとただしました。
同省の山本巧道路局長は、直轄国道では周知しているが、地方自治体が管理している道路では周知していないとし、「各都道府県に設置した道路メンテナンス会議で共有したい」と述べました。
大門氏は、融雪剤を適量散布できる機能を有した散布車の配備を徹底すべきだと提起。中野洋昌国交相は「道路メンテナンス会議での周知も含めて、事故が起きないように対応したい」と答えました。