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2025年4月10日(木)

看護師常勤配置を

本村議員 一時保護 子ども守れ

衆院特別委

写真

(写真)質問する本村伸子議員=8日、衆院地こデジ特委

 日本共産党の本村伸子議員は8日の衆院地域・こども・デジタル特別委員会で、虐待などを受けた子どもが最初に保護される一時保護施設を、子どもの心身を回復し人権を守る場とするため、専門性のある複数の看護師を常勤で配置するよう求めました。

 本村氏は、医療的ケアが必要な子どもが「かなり多い」との現場の声や、全国154施設のうち看護師の配置は82カ所(53・2%)にとどまり、会計年度任用職員が多い実態を告発。こども家庭庁に子どもの健康状態の把握や看護師の実態調査を求め、「専門性に見合った処遇と常勤配置が必要だ」と主張しました。

 本村氏は、「1人以上」という看護師配置基準だけでは不十分だとし、「子ども10人に対し看護師1人」「3人以上の配置による24時間対応」などと児童福祉法に看護師配置基準を明記するよう提案。現場経験のある看護師の政策決定への参画と実態調査への関与の仕組みも設けるよう求めました。

 三原じゅん子こども政策担当相は「必要に応じて現場の専門職の意見をうかがいながら児童虐待防止対策を進めたい」と応じました。


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