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2025年4月8日(火)

掘削調査の結果示せ

衆院委 北陸新幹線巡り堀川氏

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(写真)質問する堀川あきこ議員=2日、衆院国交委

 日本共産党の堀川あきこ議員は2日の衆院国土交通委員会で、京都市など地元自治体や住民から懸念や反対の声があがっている北陸新幹線(敦賀―新大阪)延伸計画についてただしました。

 堀川氏は、3月25日に開かれた自治体向けの説明会後も、京都府南丹市議会が工事着手を認めないとする決議を全会一致で採択していることや、京都市長も「(トンネル工事による地下水への影響など)四つの懸念は払しょくされない」と述べていることを紹介。「国交省等の説明が妥当なのか調べるためにボーリング調査の結果などの資料を提出すべきだ」とただしました。

 中野洋昌国交相は、ルート公表前に行ったボーリング調査結果をルート公表前に公表することは「事業の円滑な遂行に支障を及ぼす」として、資料の提出を拒否。堀川氏は「計画の認可後に行うべきボーリング調査を認可前にするというルール違反をしておいて、資料を求めたら認可前だから出せないというのはご都合主義だ」と批判しました。

 堀川氏は、地下鉄東西線工事による井戸の補償が290件に及ぶにもかかわらず、国交省などが説明会で補償件数をゼロとしていたことを示し「国交省は井戸の補償について確認したのか」と質問。国交省の五十嵐徹人鉄道局長は「確認は現状できていない」と答弁しました。堀川氏は確認を求めるとともに、必要な資料を出さない態度に「都合のいい情報は出して都合の悪い情報は隠すとのそしりはまぬがれない」と厳しく批判しました。


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