(写真)『ジャコバン』誌のデュプイスペンサー(左から2人目)、ユートリヒト両氏(右端)と志位議長、吉良議員=28日、ニューヨーク、(遠藤誠二撮影)
【ニューヨーク=遠藤誠二】訪米中の日本共産党の志位和夫議長は28日、ニューヨークで、左翼雑誌『ジャコバン』発行人のエーシャー・デュプイスペンサー氏、編集者のマイカ・ユートリヒト氏と懇談しました。双方は協力関係をつくっていくことで一致しました。
志位氏とデュプイスペンサー氏らは食事も含めて2時間半にわたり、アメリカ民主的社会主義者(DSA)など米国の左翼・進歩勢力の動向、日本共産党の活動、欧州左翼諸党との関係、社会主義と共産主義―など多岐な話題で議論を交わしました。
社会主義・共産主義とは何かを議論したなかで、志位氏は自身の英文の著書『自由に処分できる時間と資本論』を贈呈し、万人が十分な「自由に処分する時間」を得ることによって「自由で全面的な発展」をとげていくことにマルクスが展望した未来社会の何よりもの特徴があることを語りました。デュプイスペンサー氏は「自由に処分できる時間」の重要性に賛意を示しました。
吉良よし子参議院議員が「日本は長時間労働がひどく、選挙のさいに『自由な時間』を増やそうという訴えをすると、強い反応がよせられます」と語ると、デュプイスペンサー氏は「米国でも『自由な時間』を得ることが労働者の強い要求として存在します」と応じました。
ユートリヒト氏は、ニューヨーク市長になったマムダニ陣営の選挙キャンペーンについて説明。「イベントを交えて活気があります。ただ、楽しいだけというのではなく、キャンペーンに参加し自身の生活を一緒に変えようという雰囲気があります。参加すると自身が大切にされる感じられる運動づくりに力を入れています」と述べました。SNSでの動画配信を重視しているが、何よりも力を入れているのは、ボランティアが大勢参加しての戸別訪問での対話活動にあると語りました。日本共産党がマムダニ陣営の取り組みに学んで「ストリート対話」を行っていることを紹介すると、大きな共感の声があがりました。
『ジャコバン』は米国を拠点にする左翼政治誌。発行部数7万5000部、オンラインでの読者は180万人。英語のほかスペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、ギリシャ語、オランダ語の6カ国語で発行されています。

