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2025年12月4日

インボイス廃止は民意

税理士の会が院内集会
田村委員長あいさつ

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(写真)超党派の議員に署名を手渡す菊池純代表(右)。左端は日本共産党の田村智子委員長=3日、参院議員会館

 7月の参院選で争点になった消費税減税の実現、インボイス(適格請求書)制度の廃止にむけて、インボイス制度の廃止を求める税理士の会は3日、参院議員会館で集会を開きました。インボイス制度を考えるフリーランスの会が協力。インボイス制度廃止法案の提出を求めるオンライン署名1万5711人分を国会に提出しました。

 税理士の会代表の菊池純税理士が基調報告。国政選挙でインボイス廃止を求める政党が躍進したのは「インボイス廃止は民意だ」として廃止法案提出を求める要請書を全政党へ送付し、要請書への賛同者をオンラインで募ったと経過報告しました。「消費税は赤字企業から税金を取り、輸出企業に補助金を出すため導入された制度だ」と消費税の本質を告発しました。

 税理士や各業界からの参加者がリレートーク。漫画家の大須賀こすもさんは「大多数の漫画家、アシスタントはフリーランス。インボイスは苛烈な消費税で体力を削り、漫画界を土台から切り崩し始めている。文化・生き方の多様性、技術の継承を失いかねない制度は廃止してほしい」と訴えました。

 日本共産党の田村智子委員長、小池晃書記局長をはじめ6党・会派21人の国会議員が次々あいさつ。田村氏は、高市早苗首相、片山さつき財務相に「ただちにインボイス廃止の立場で、少なくとも来年9月末までの負担軽減措置の延長を表明すべきだ」と迫った質問を紹介。「みなさんと大きな世論を巻き起こし、何としてもインボイス廃止へと頑張っていきたい」と述べました。